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江戸から明治に掛けての文明開化、
戦後の高度成長期。 そんな変革の時代を越えて、
日本人の生活は格段に豊かになり西洋文化をどんどん取り入れることによって、 跡形もないほど様変りしてきました。
大量消費の結果大量の廃棄物が発生し 昨今は環境問題がクローズアップしてされて ご存知のような厳しい状況になってきました。
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勿論先人が腕によりをかけて手作業で作成した
古い箪笥や家具も例外ではなく 状態の悪いものは捨てられ木片やチップへと姿を変えていく・・・
大量生産、大量消費の中で、
現代の日本人は、たくさん大切なものを見落とし、
失っているのではないでしょうか…?。
箪笥たちが100年もの年月を経て、 古へ人に大切に使われてきて 今も蘇る価値のあるいい状態で残っていること、
問題は素晴らしいその価値に気付いている日本人がほとんどいないことです。
外国の方のほうが日本のその工芸的価値を認めているため
外国に持ち出せば高く評価される日本の和箪笥を
海外のバイヤーが大量に買い込んで
欧米に大量に送っておられるのが実情です。
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輸出専門の業者さんの話では 全国で百人の外国人バイヤーが年に一回ずつ来ても、
百台のコンテナが出て行くとのことで、
そこに例えば40フィートで60本くらいの箪笥が入るとすれば、 一年に約6000本が海外へ流出するということになります。
そのような業者は海外に大掛かりなリペアのための工房をもっているそうです。
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また、国内で箪笥のリペアを手がける業者さんは これからまた何十年も持つように、
大切にしてもらえるように毎日修理し続けても、 日本に残っていくものはほんの一部だとおっしゃっておられます。
年中海外のバイヤーが日本を訪れ、
日々コンテナを海外へ送り出しているのです。
箪笥市場の箪笥の買い付け状況を見ていますと、 外国人のバイヤーが買い込まれている以外 国内の業者さんが購入されても結局外国の方に転売されていきますので
実態と致しましては
実に国内で出てきた時代箪笥の90%以上が
日々海外へ流出しているのが実情だと聞きました。
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| 箪笥のリペアを手がけておられる業者さんは よみがえった箪笥たちも5年も使えばすごく良くなり 年を経るごとに深みを増して来るとのことです。
毎日手入れされた箪笥は、 後から仕上げしてもすぐに美しくよみがえり、 反対に、放ったらかしにされていた箪笥は、 いくら後で手入れしても、なかなかきれいにはならないということで、
分解している時に
この箪笥がどんな環境・状態で使われてきたか 大体わかってしまうそうです。
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日本で生まれた素材で日本で生きてきた箪笥ということなんで、
本当は日本に残していきたい 日本に置いてあげたいんです。
そのために一生懸命直してる
とおっしゃってました。
激走してきた日本人にも疲れが見え始め、"癒し"を求める現代社会では、
より寛げる場として人々の興味は生活空間へ移行してきています。
無機的な大量生産の家具も美しいものですが 手作りの温かみのあるインテリアとして
日本人の皆さんに和箪笥が見直されることを願っています。
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